初めてのRuby

初めてのRuby
初めてのRuby
posted with amazlet at 08.11.25
Yugui
オライリージャパン
売り上げランキング: 26799

▼レビュー

ある程度プログラミング経験のある人にとっての、Ruby入門書の決定版。

ここ数年、Rubyは利用者も書籍も爆発的に増えてきた。多くのRuby初心者は、他の言語でのプログラミング経験があるだろう。プログラミングやオブジェクト指向は分かっているので、手早くRubyを学習したい、という用途に最適。なんというか、よくぞここまでコンパクトに、本当に必要な事項をまとめたものだと感心する。

本書が提供するものは明確だ。「Rubyリファレンスマニュアルを読みこなせるだけのRubyの基礎知識を提供する」としている。Rubyリファレンスマニュアルが読みこなせるようになれば、Rubyスキルも格段にアップするだろう(というか、あれは必須)。しかし初心者にはとっつきにくい。本書を通読することで、とっつきにくいと感じるレベルは卒業できるだろう。

また、言語を学ぶ上では、単なる文法や機能だけでなく、その言語の文化も学ぶ必要がある。そのあたりも適宜言及されているので、すでにマスターしている言語にひっぱられて誤解してしまうようなことも避けられるだろう。

私が初心者の頃に引っかかったポイントも、うまく解説されている。当時(8年前)この本があったら、1/10のペースでRubyを学習できたのに、と思う。

▼こんな人におすすめ

  • Rubyを学習したいプログラマ
  • 巷のRuby入門書は簡単すぎるように見える
  • Rubyの学習をやり直したい

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はじめてのUNIX

管理者になる人の はじめてのUNIX
山下 哲典
ソフトバンククリエイティブ
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▼レビュー

独学でUNIXの基礎をしっかり学びたい人に最適の入門書。

この手のUNIX入門書は、20年前から何十冊となく出版されている。ただ、それらの多くは、現在のUNIX環境ではいささか時代遅れになっているものが大半だ。いくらUNIXの基本は大きく変わらないとはいえ、実際のマシンで実行できないコマンドがたくさんあるようでは、初心者の学習意欲もそがれるだろう。

本書は、UNIX系OSが初めての人に向けたUNIX入門書だ。「管理者になる人の」という言葉がタイトルに含まれているが、現在のUNIXユーザーは事実上管理者でもあるわけで、管理者に限定せずすべてのUNIXユーザーに向けて書かれている。有用な実行例がたくさん載っているので、初心者の間はとりわけ重宝すると思う。本書のサイズがコンパクトなのも嬉しい(どこにでも持ち運べる)。

ここで、あえて「Linux入門書」ではなく「UNIX入門書」を薦めたい理由を書いておく。いくらLinux全盛の現在とはいえ、ネットワークエンジニアやソフトウェア開発者がLinux以外のUNIX系OSを操作する機会は多いはずだ。FreeBSDをベースにしている事業者も多いし、Solarisが使われている現場も多い。たとえLinuxしか扱う予定がなくても、Linux/Solaris/FreeBSDいずれかのみに偏らない学習によって、UNIX系OS普遍のスキルを身につけることができるというメリットもある。

著者の山下哲典氏は、かつて『UNIX USER』誌上で、主要UNIXを比較研究する記事「Pragmatic UNIX」を長期にわたって連載されていた(あの連載には私もずいぶんお世話になった)。本当によく分かっている人が書く文章は読みやすいものだが、本書も例外ではない。

▼こんな人におすすめ

  • UNIX/Linuxを独学で学習したい
  • UNIX/Linuxの基礎があやふやなので、しっかり理解したい
  • 急にUNIXを使うことになったので、教科書兼リファレンスが欲しい

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Inside Linux Software オープンソースソフトウェアのからくりとしくみ

▼レビュー

Linuxに携わるすべてのエンジニア必携の一冊。

Linuxをある程度扱えるようになってくると、ちょっと調べてもすっきりしない、ドキュメントを読んでもよく分からない、といった事柄に遭遇すると思う。

・ヘッダのインクルードって?
・gccでコンパイルしたときの出力がよく分からない
・リンカって何をしているの?
・オブジェクトファイルのbssセクションやdataセクションとは?
・ライブラリファイルって同じような名前のファイルがいくつもあるね
・Makefileの書き方がよく分からない
・configureスクリプトって具体的には何をしているのか?
・Autoconfを使ってみたいが難しそう
・localeはなんとなく分かるけど…
・パッチの作り方ってこれでいいのだろうか?
・自分でマニュアルページを作ってみたい
・RPMパッケージのspecファイルの読み方がいまいち理解できない

こういった情報は、雑誌やWeb上に断片的に掲載されていたり、読みこなすのにそれなりのスキルが求められるドキュメントにあったりする。調べてはみたものの、多忙な中で十分な時間も取れず、すっきりしないまま通り過ぎているという人も多いのではないだろうか。

本書を読めば、すっきりする。

内容は決して難解ではない。プログラミングの知識も前提とはしておらず、本書の中で丁寧に解説されている。脚注が節ごとにまとめられているのは見づらい点だが、文章は明解で分かりやすい。

この本に取り上げられている事柄はいずれも、オープンソースエンジニアの基礎教養といってもよいと思う。10年前とは異なり、多くの人がオープンソースに触れるようになった現在、その基礎教養なしで活動しているエンジニアも少なくないだろう。基礎教養は実地経験だけで身につけられるものではない。よりスマートに業務をこなせるようになるためにも、じっくり読んでおきたい1冊だ。

▼こんな人におすすめ

  • 基礎をしっかり固めたいLinux管理者
  • コンパイルでエラーが出たらすぐにお手上げ
  • オープンソースソフトウェアの開発に携わりたい
  • Linuxに関する知識を深めたい

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入門LDAP/OpenLDAP ディレクトリサービス導入・運用ガイド

▼レビュー

ディレクトリサービスが普及するにつれ、LDAPは当たり前の技術となってきたように思う。しかし、まったくの初心者にもやさしく、それでいて実用的な側面まで取り上げたLDAP関連書籍というと、やや紹介が難しかった。

「LDAPを勉強したいのですが、1冊買うとすればどれがいいでしょうか?」

こう尋ねられた時に自信を持って紹介できる本がやっと現れた。本書は、ディレクトリの概念に始まり、LDAPの基礎から管理コマンド、メールサーバやファイルサーバとの連携まで、豊富な具体例とともに網羅した、入門から実践まで幅広く使える書籍だ。他書ではなおざりにされている感のあった用語も丁寧に解説し、図表や実行例も多いので、本書を片手に試してみることで、LDAPの概要は確実につかめるだろう。

本書が取り扱っている範囲は次のとおりだ。

・LDAPの概要
・LDAPサーバの導入
・LDAPコマンド、phpLDAPadmin
・LDAPスキーマ
・チューニング、セキュリティ
・バックアップとレプリケーション
・トラブルシューティング
・Linuxユーザー管理との連携
・sendmail、Postfix、qmailとの連携
・dovecot、courier-imapとの連携
・Samba、Pure-FTPdとの連携
・Squid、Apacheとの連携
・PKIとシングルサインオン

一般的な利用場面をほぼ網羅していることが分かる。それでいてハンディサイズだ。価格もリーズナブル。LPICレベル3の301試験対策としても使える。このボリュームにこれだけの内容を詰め込み、それでいて使いやすいのは驚異的だ。

▼こんな人におすすめ

  • LDAPを基礎から勉強したい
  • 実機で確認しながらLDAPを学習したい
  • OpenLDAPのリファレンスとなる中級書がほしい
  • LPIC301試験を受験する

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Linuxコマンド ビギナーズブック

▼レビュー

Linuxのコマンドリファレンスは腐るほど出ている。しかし本書は単なるコマンドリファレンスではない。単にコマンドの使い方と簡単な用例が載っているだけのリファレンス本とはひと味も二味も違う。というより、コマンドリファレンス本ではない、と言っておく。

取り上げられているのは主要な160コマンド。たったそれだけ?と思うかもしれない。しかし掲載されたコマンドはまさに厳選されたコマンドだ。基本コマンド編とシステムコマンド編に分かれ、用途別にLinuxコマンドが解説されている。解説の明快さは類書では群を抜く。

自分には必要ない、と思った人も、書店で見かけたら一度パラパラとページをめくってほしい。その時点で必要ないと感じたらむろん買う必要はないが、ある程度経験の長いLinux管理者でも知らないような事項を目にするのではないだろうか。

本書は頭から通して読むことをお薦めする。それによって、経験者は日頃何気なく使っているコマンドの新たな側面を発見できるだろうし、初心者はしっかりとした基盤を短期間で固めることができるだろう。初心者から中級者にかけて、ぜひとも手にとってほしい1冊だ。

なお、本書は「LinuxWORLD」誌で連載されていた「コマンド制覇への道」を加筆修正したものだ。本誌を読んでいた人も、買っておいて損はないだろう。

▼こんな人におすすめ

  • Linuxの基本的なコマンドを知りたい
  • 単なるコマンドリファレンスでは理解が不十分だ
  • たくさんのコマンドよりも本当に重要な厳選されたコマンドを知りたい

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Solarisサーバ構築ガイド10対応

▼レビュー

ついに出た、というか、待ってました、というか。

Solaris本の決定版。Solaris10に関しては、本書より詳しいものといったらSunの公式ドキュメントくらいだと思う。インストール、システム管理から、各種サーバ構築まで、余すところなく取り上げられている。繰り返すが、文字通りの決定版だ。この文章を書いた時点(随分前だが)ではAmazonでもトップだった。

本書は、「Solaris2.6サーバ構築」「Solaris8サーバ構築ガイド」の全面改訂版である。Solaris9の時は出ていなかったので、満を持しての改訂だ。

本書の驚異的なところは、初心者にも十分すぎるほど配慮されていることだろう。「ネットワークのイロハを知らない」「SolarisはおろかLinuxもさわったことがない」ような人にもオススメできる。初心者から上級者まで満足できる(つまり長く使い続けることのできる)良書である。

▼こんな人におすすめ

  • Solaris10のしっかりした解説書がほしい
  • UNIX初心者にも分るSolarisの本がほしい
  • Solaris10の決定的な1冊がほしい

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Vim完全バイブル

▼レビュー

少し前の話になるが、出版社の人と話をしていて、予想外によく売れている本として話題に出たのが本書だ。Viエディタの本は何冊も出ているが、それでも後発の本書が売れているというのは、今までの本になかった魅力があるということだろう。事実、Viエディタに触れる機会のある人にとっては必携と言ってもよいと思う。

本書の魅力は、
・丁寧な解説で初心者も安心
・図版が豊富で理解しやすい
・十分かつ充実した分量の解説
・手に馴染みやすいサイズと装丁
といったところだろうか。「完全バイブル」というタイトルはまさに的を射ていると思う。

職業柄、Viを使うことは多いが、普段使う機能はたかがしれている。本書を読んで「こんなこともできたのか!」という発見が随分たくさんあった。まだまだ使いこなせているとは言えないが、それでもけっこう作業効率は良くなったと感じる。何より、Viを使っての作業が以前にも増して楽しくなった。

こういうリファレンス本は、手元に置いて、必要に応じてサッと参照できるのが理想だ。本書は実にそういう用途に適していると思う。

▼こんな人におすすめ

  • なんとなくViに馴染めない
  • もっとViを使いこなしたい
  • Viの基本的な解説書が欲しい
  • 長く使えるViのリファレンスが欲しい

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